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統合業務管理システム(ERP)を「Odoo」で構築してみる


ERPパッケージ(Enterprise Resource Planning package)とは?

ERPとは、企業の経営資源(人材、資金、設備、資材、情報など)を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法のことです。そして、これを実現するための統合型(業務横断型)業務ソフトウェアパッケージをERPパッケージといいます。

財務・会計や在庫・購買管理など企業の部門ごとの業務を一元管理することにより各業務を連携して円滑に進められるようになります。

このソフトを導入するには、導入+コンサルティング料で何百万という費用が発生します。このような高価なソフトは中小・零細企業にとって果たして必要でしょうか?

「そんな高いんだったら要らない・・・」「でも使ってみたい!」という声にお応えして、今回はOpenERP「Odoo」を導入してみます。

インストールは、Ubuntu16.04になります。

rootに切り替わって、「Odoo」をインストールするためのリポジトリを追加します。

$ sudo -i
# wget -O - https://nightly.odoo.com/odoo.key | apt-key add -
# echo "deb http://nightly.odoo.com/8.0/nightly/deb/ ./" >> /etc/apt/sources.list

Updateして、パッケージをインストールします。

# apt-get update
# apt-get install odoo

Odooのsystemdから制御可能にする。

# apt-get update && apt-get install odoo

ブラウザから「http://localhost:8069/」にアクセスしてみましょう!

Odooのデータベース作成画面

まずは「Odoo」のデータベースを作成します。Master passwordはそのままで、データベース名(例:「myodoo」)とパスワードを入力し「Create Database」ボタンを押下します。

管理者としてログインされますので、まずはログインに必要なEメールとパスワードを変更しましょう。右上にあるAdministratorから個人設定を選択します。

「Odoo」管理者のEメール&パスワードを設定する

Eメールとパスワードを変更したら、保存を押下します。

「Odoo」管理者のEメール&パスワードを設定する

それにしてもたくさんのアプリがあります。使用方法を覚えるのに一苦労しそうですが、これだけのアプリを無料で使用できるのは魅力的です!

統合業務管理システムOdooのアプリ

アプリインストール&ユーザ追加を行って早速使ってみましょう♪


グループウェア「Aipo(アイポ)」をインストールしてみる


無料で利用できるオープンソースのグループウェア「Aipo」をUbuntuにインストールして使用してみます。

グループウェアは使い方によっては中小企業の業務の効率化が期待できます!

Aipoでどのような機能が使えるかというと、ざっと以下の機能があります。多機能ですね。無料でこれだけ使えるのは魅力的です。

  1. メッセージ
  2. タイムライン
  3. スケジュール
  4. タイムカード
  5. 掲示板
  6. 伝言メモ
  7. アドレス帳
  8. ユーザー名簿
  9. リマインダー
  10. ToDo
  11. フォルダ
  12. ワークフロー
  13. 報告書
  14. ブログ
  15. Webメール
  16. Webデータベース
  17. Wiki
  18. プロジェクト管理

では、早速Ubuntuにインストールしてみましょう。

まず、Aipoを動作させるのに必要なソフトを導入します。

$ sudo apt install nmap libreadline-dev zlib1g-dev

次にAipoのアーカイブをダウンロードします。

https://osdn.jp/projects/aipo/releases/

2016/09/25時点の最新は、Ver.8.1.1なので以下をダウンロードし展開します。

aipo-8.1.1-linux-x64.tar.gz

$ tar zxvf aipo-8.1.1-linux-x64.tar.gz
$ cd aipo-8.1.1-linux-x64/

Ubuntuにインストールする場合、

  • lsofコマンドの場所を修正する
  • シェルをbashに変更する

必要があります。

validate.sh内のlsofのパスを修正します。

vi bin/validate.sh
#if [ -x /usr/sbin/lsof ]; then
if [ -x /usr/bin/lsof ]; then

installer.sh内のシェルをbashに変更します。

vi installer.sh
#!/bin/bash
:
#sh bin/validate.sh 2>&1 | tee -a install.log
bash bin/validate.sh 2>&1 | tee -a install.log
:
#sh bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
:
#sh bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi

#sh bin/postgresql.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/postgresql.sh  2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi

#sh bin/tomcat.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/tomcat.sh  2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi

#sh bin/aipo.sh 2>&1 | tee -a install.log
bash bin/aipo.sh 2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi
:

インストールシェルを実行します。結構時間がかかりますので、コーヒーでも飲みながら気長に待ちましょう(^^♪

$ sudo bash installer.sh 

以下の表示がされると、インストール完了です!

=============================================
Aipo のインストールが完了しました。
バージョン     : 8.1.1.0
インストール先   : /usr/local/aipo
PostgreSQLユーザー : aipo_postgres
PostgreSQLパスワード: XXXXXXXX

アクセス先:
http://XXX.XX.XX.XX:81
ID/PASSWORD:
admin/admin

起動方法:
/usr/local/aipo/bin/startup.sh
停止方法:
/usr/local/aipo/bin/shutdown.sh

指定されたコマンドを打つとAipoが起動されます。

$ sudo /usr/local/aipo/bin/startup.sh 
Starting Aipo 8.1.1.0.
Access URL : http://XXX.XXX.XX.XXX:81

URLが表示されますので、ブラウザでアクセスするとログイン画面が表示されます。

Aipoログイン画面

ユーザー名/パスワードにadminと入力しログインします。まずはパスワードを変更して、ユーザを追加しましょう!

追加したユーザでログインすれば使用できます。