グループウェア「Aipo(アイポ)」をインストールしてみる

無料で利用できるオープンソースのグループウェア「Aipo」をUbuntuにインストールして使用してみます。

グループウェアは使い方によっては中小企業の業務の効率化が期待できます!

Aipoでどのような機能が使えるかというと、ざっと以下の機能があります。多機能ですね。無料でこれだけ使えるのは魅力的です。

  1. メッセージ
  2. タイムライン
  3. スケジュール
  4. タイムカード
  5. 掲示板
  6. 伝言メモ
  7. アドレス帳
  8. ユーザー名簿
  9. リマインダー
  10. ToDo
  11. フォルダ
  12. ワークフロー
  13. 報告書
  14. ブログ
  15. Webメール
  16. Webデータベース
  17. Wiki
  18. プロジェクト管理

では、早速Ubuntuにインストールしてみましょう。

まず、Aipoを動作させるのに必要なソフトを導入します。

$ sudo apt install nmap libreadline-dev zlib1g-dev

次にAipoのアーカイブをダウンロードします。

Aipo (グループウェア「アイポ」) プロジェクト日本語トップページ - OSDN
オープンソース版「Aipo」の提供を終了させていただきました。

2016/09/25時点の最新は、Ver.8.1.1なので以下をダウンロードし展開します。

aipo-8.1.1-linux-x64.tar.gz

$ tar zxvf aipo-8.1.1-linux-x64.tar.gz
$ cd aipo-8.1.1-linux-x64/

Ubuntuにインストールする場合、

  • lsofコマンドの場所を修正する
  • シェルをbashに変更する

必要があります。

validate.sh内のlsofのパスを修正します。

vi bin/validate.sh
#if [ -x /usr/sbin/lsof ]; then
if [ -x /usr/bin/lsof ]; then

installer.sh内のシェルをbashに変更します。

vi installer.sh
#!/bin/bash
:
#sh bin/validate.sh 2>&1 | tee -a install.log
bash bin/validate.sh 2>&1 | tee -a install.log
:
#sh bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
:
#sh bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/jre.sh  2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi

#sh bin/postgresql.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/postgresql.sh  2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi

#sh bin/tomcat.sh  2>&1 | tee -a install.log
bash bin/tomcat.sh  2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi

#sh bin/aipo.sh 2>&1 | tee -a install.log
bash bin/aipo.sh 2>&1 | tee -a install.log
if [ "${PIPESTATUS[0]}" != "0" ]; then { exit 1; } fi
:

インストールシェルを実行します。結構時間がかかりますので、コーヒーでも飲みながら気長に待ちましょう(^^♪

$ sudo bash installer.sh 

以下の表示がされると、インストール完了です!

=============================================
Aipo のインストールが完了しました。
バージョン     : 8.1.1.0
インストール先   : /usr/local/aipo
PostgreSQLユーザー : aipo_postgres
PostgreSQLパスワード: XXXXXXXX

アクセス先:
http://XXX.XX.XX.XX:81
ID/PASSWORD: admin/admin 起動方法: /usr/local/aipo/bin/startup.sh 停止方法: /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh

指定されたコマンドを打つとAipoが起動されます。

$ sudo /usr/local/aipo/bin/startup.sh 
Starting Aipo 8.1.1.0.
Access URL : http://XXX.XXX.XX.XXX:81

URLが表示されますので、ブラウザでアクセスするとログイン画面が表示されます。

Aipoログイン画面

ユーザー名/パスワードにadminと入力しログインします。まずはパスワードを変更して、ユーザを追加しましょう!

追加したユーザでログインすれば使用できます。

コメント

  1. 飯田優子 より:

    以前より参考にさせて頂いております。
    Aipoの再インストールを行おうと思ったのですが、
    気づけばAipoのオープンソースが提供終了しておりました。

    いきなりで大変申し訳ございませんが、
    もしかしたらaipo-8.1.1-linux-x64.tar.gzをお持ちでないかと思い、
    もしお持ちであれば頂くことは可能でしょうか。。

    お忙しいところ大変申し訳ございません。

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